◆営業時間
通 常 11:00-18:00
展示会期間中 10:00-19:00
沖縄県那覇市にあるギャラリーで、月に1度、陶芸・漆芸・染織作家の展示会をおこなっています。
7月05日(金)
|青砂工藝館
高山宗久 陶芸展
西表島の美しさを陶器で表現している「西表焼・青烽窯」の高山氏の独特な世界観をご堪能ください。
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Got It
日時
2019年7月05日 10:00 – 2019年7月15日 19:00
青砂工藝館, 〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地3丁目17−5
青砂工芸館での高山宗久氏の陶芸展も7回目。その食器は使い込むほどにデザインはもとより使い勝手の良さ、丈夫さ、収納などへの細かいところまでの心配りが申し分ない。
西表在住の萩焼の師匠について十年間みっちり陶芸の基礎を学び、萩焼など和食器の修行をしたことが幸いしている。この経験が僻地に暮らしていても、素晴らしい作品を生み続けている原動力となっているのだろう。
窯場の敷地から鈴石をはじめ、化粧の白土や胎土までが産出する恵まれた環境に加えて、近くにエメラルドグリーンに輝くサンゴ礁の海がある。最近から使い始めた銅の釉薬を、まるで石西珊瑚の海のように発色させて実に美しい。
実際の景色を日々眺めながら陶景として写し取るからだろうか大変に迫力がある。
八重山を代表する陶芸家として間口を広げた功績は大きい。徹底的に沖縄の素材にこだわり、不便も厭わずに西表に40年近く住み続けた執念の作品は素晴らしい。もはや八重山ばかりか沖縄の陶芸界を代表する作家の一人といっても過言ではないだろう。